わたしたちはあるがまま なんでもない
すべてを受け入れている 内に何も持たないでいる 強く立っている
一時 紫陽花になっていたのかもしれません
雷鳴に 祈りは加速する
そこからなにが始まるのか それはちょっとしたクイズ 答えを想像して ワクワクするか ゾクゾクするか
降って湧くとはうまい表現だ 降って湧いたものなら 実に誰のものでもない
この世界に 雨を知らない鳥は いるのだろうか
答えのないものは問いとして成立しない
先生は笑う 「食事の時間だ」
中途半端に存在感の薄い先っちょは切られて終わる 出過ぎて邪魔な先っちょも切られて終わる
ぼくの先端 あなたの先端 溶け合って また世界が現れる
何も無いという舞台装置
今ぼくの中にあるものは すべて出せるよう 受け取ることができるものは すべて受け取れるよう そのための無です
なんであれ 崩れて溶けてゆく瞬間 それをぼくは探している
泳いで渡る? 舟を頼む? 対岸が見えている まだ溶けてはいない
朝の光をいっぱいに浴びて わたしたちは勉強する 鳥と並んで
あるがままに なにも気にすることはありません 本来を生きるだけです わたしたちは
指紋を残す ぼくたちはわざわざ
我のなかに在るなら 愛を見ることはない
オレンジが好きだからといって オレンジを着るわけではない
状況が個体を形づくるのではない