ぼくの先端 あなたの先端 溶け合って また世界が現れる
何も無いという舞台装置
今ぼくの中にあるものは すべて出せるよう 受け取ることができるものは すべて受け取れるよう そのための無です
なんであれ 崩れて溶けてゆく瞬間 それをぼくは探している
泳いで渡る? 舟を頼む? 対岸が見えている まだ溶けてはいない
朝の光をいっぱいに浴びて わたしたちは勉強する 鳥と並んで
あるがままに なにも気にすることはありません 本来を生きるだけです わたしたちは
指紋を残す ぼくたちはわざわざ
我のなかに在るなら 愛を見ることはない
オレンジが好きだからといって オレンジを着るわけではない
待つこともなく 迎えることもない 言葉はそこにあり ただ降るときに降る